県内福祉事業所の商品販売の状況について(一般社団法人愛知県セルプセンター)

現場の課題

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■一般社団法人愛知県セルプセンター(森脇氏)

当団体は県内にある福祉事業所・施設(会員は約160団体)が作った商品の販売・県や市の記念品等のあっせん事業を行っている。
昨年の販売会は134日間販売を行っていたが、今年は新型コロナウィルスの影響により、これまで出店していた大規模なイベントや、定例的に行っている金山駅前での販売会も軒並み中止となった。
販売会は6月15日から再開したが、お客様の混雑緩和を行うため、売上げは伸び悩んでいる。以前ご発表された「わっぱん」も長いお付き合いだが、販売会の中止により、減収が起こっている状況。
各事業所では売上げ回復を目指し、関心の高いマスクやフェイスシールド、飛沫防止アクリル板の衝立を新たに作成・販売している所もある。博物館や学校等で事業所の商品を扱ってもらう販売プロデュースも行っているが、休館・休校の影響があり、販売が難しい。愛知県は工業が盛んな地域であるため、工業部品や下請けをしている事業所も多く、工場が止まり下請けにも影響が出ている。飛行機で使うイヤホン等をリサイクルする事業所も壊滅的なダメージを受けていると聞いている。
一方で、行政等公的機関は、福祉事業所から優先的に商品を購入するように努める「優先調達推進法(平成25年施行)」という法律があり、障がいのある方々への安定した収入源となっている。それ以外にも会員向けのパンフレットの発送等のバックアップをいただき、ありがたく思っている。

みなみ災害V・伊藤氏:自分が住む地域の区役所でも福祉事業所の販売をよく見かけるが、そのような団体とも普段から繋がりがあるのか。
→随時、情報交換させていただいている。

Q:つなぐ子ども未来・小塚氏:コロナ禍における災害を想定し、感染予防具を備蓄していく予定。今回紹介された商品を購入する場合は、どこに問い合わせたらよいか。
A:一般の方向けにホームページで情報発信を行っている。商品カタログは紙媒体が主だったが、注文してもらいやすくなるよう電子カタログを準備中。今年度の後半には公開予定。

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