『食の支援』の課題(セカンドハーベスト名古屋)
■認定 NPO 法人セカンドハーベスト名古屋・山内氏
当法人は、東海三県の市町村からの依頼を受け、生活困窮者への食糧支援を行っています。
コロナ禍においては、1.7 倍に要望が増えています。現状の課題としては 3 つあります。
1つ目は 「提供いただく食品の偏り」です。学校給食がなくなった影響もあり、業務用のものが増え、子ども食堂などで活用いただいている一方で、家庭に届ける個装のものが不足しています。
2 つ目は「人手不足」です。普段は 50 名のボランティアに支えられていますが、今は来ていただいていません。
3 つ目は「企業の社会貢献の低下」です。企業も著しい業績悪化にありますので、仕方がないことではあります。
Q:NPO や他の団体に出来ることは?(会議Co.栗田)
A:フードバンクは倉庫業が主で、ボランティアの存在が必要不可欠です。ボランティアに頼めな い状況で、行政からの依頼は急増しています。同様の組織は全国に 10 団体ありますが、どこも崩壊の危機に陥っています。
※ 参加団体からのコメント(つなぐ子ども未来・小塚氏)
子ども食堂を運営しています。コロナ禍により現在は閉所中ですが、食品を届ける「フードパントリー」を行っています。そもそもニーズを集めに行くこと自体が困難な状況ですが、出来る限りのことをしたいと思っています。
Q:社協との連携は?(NPO 法人 SmileyDream・桜井氏)
A:社協との連携は密に行っています。先日、食品不足について市社協を通じて発信したところ、 愛知淑徳大学から防災備蓄食糧を寄付いただきました。団体の現状を発信するだけでも、支援を受けることに繋がるのだと分かりました。
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